30代セミリタイア備忘録

30代でセミリタイアしました。セミリタイアの考察やゲーム関連の雑記を書いてます。

セミリタイアRTAのチャート構築(4)

 今日も元気にチャートを作りましょう!

 学生時代までのチャートはとりあえず出来ましたので、ここからは社会人編です。

 

 社会人編で注意すべきことはあまり多くありません。

 全ては「収入を増やすこと」「支出を減らすこと」に注力すれば良いからです。

 収入を増やす方策としては、以下の2パターンが考えられます。

・本業での収入を増やす

・本業以外での収入を増やす

 ここで言う本業とは、就職した会社でサラリーマンとしての活動を指します。本業での収入を増やす場合、月給を増やすか手当てを増やすかの2通りがあるかと思います。

 月給自体を増やす方法としては、昇進や賃金改定というやや受け身での方策と、転職したり会社と直接交渉(かなり難しそうですが…)したりするような積極的な方策があります。こちらは少しハードル高そうです。

 手当てを増やす方については、残業や役職手当、資格手当など、職場によって色々とあると思います。一番やりやすいのは残業手当でしょうが、恐らくセミリタイア目指す方は雇われ仕事好きじゃないでしょうから、そういう観点ではやりたくない手段かもしれません。

 

 本業以外での収入の増やし方は色々あると思います。いわゆる副業的なものからせどりのような転売業、また投資もカテゴリとしてはここに含まれるでしょう。投資については別項目で書こうと思いますのでここでは省略。

 本業以外での収入を増やそうと思った場合、それなりに時間も取られるでしょうから、本業とのバランスを考える必要があります。そもそもが本業の方の就業規則に副業禁止等の制限もあるかもしれませんので、事前に確認必要でしょう。

 

 なお、今回のチャートでは収入を増やす方策は投資のみ採用とし、それ以外は行わない方針としています。前回の平均賃金として書かれていた賃金のみを収入源としてセミリタイアまでの資産を積み上げるのに必要な期間を考察してみようという試みですね。

 

 

 次に支出を減らすことについてです。資産形成においてはここが最も重要でしょう。基本的に、資産形成に費やせるお金は「収入ー支出」よりも大きくなりません。収入を増やすことは体力・時間・技術的な制約が非常に大きいですが、一方で支出を減らすことは工夫や努力で対応可能な側面があるからです。

 昔から言われているように、支出を減らすに当たっては固定費を減らすのが重要。固定費の中でも割合が大きいのは住居費、通信費、あとは保険でしょう。

 住居費についてですが、実家暮らしが出来る場合はこれが最良の固定費削減手段となるでしょう。家にいくらか入れろと言われるかもしれませんが、家賃、水道光熱費、食費、日用品費等々を自分で揃えるのに比べれば十分安上がりになるでしょう。

 実家が地方にある場合、実家周辺にある企業の給料は都会に比べて安い、ということは大いにありえる話ですが、「実家+地方企業」の方が「一人暮らし+都会企業」より支出が少なくなる可能性も高いです。額面の給料ではなく支出を考慮した「可処分所得」の過多にて企業選定すべきでしょう。企業の所在地やネームバリューは退職後に何の意味も持たないのです。

 通信費。キャリア携帯は投げ捨てましょう。格安スマホや最近話題の楽天アンリミットなど、極力安く済ませるのが無難です。

 保険。不要です。よく言われる話ではありますが、大きな怪我や病気の際をしたとしても、高額療養費制度があるので実際の支払いは25万程度になります。一時的に医療費を払う必要があるため、ある程度の蓄えは必要となりますが、セミリタイアを目指す人間であればその程度の貯蓄は当然持っているでしょう。

 

 さて、以上にて社会人編の通常ルートは終了です。

 以後は圧倒的な豪運に恵まれた場合のことを書きたいと思います。

 上記ルートは当然のように独身を想定して記載しておりましたが、タイムアタックという観点においては結婚も非常に有力な選択肢として残っています。

 では結婚によるメリットとは何か。まとめると以下のようになります。

・共働きにより収入がほぼ倍

・共同生活による支出は倍にはならない

 一つ目のメリットは収入面ですね。こちらは簡単な算数のお話として、働く人が倍になっているのですから収入は増えるわけです。

 二つ目のメリットである支出面の減少です。例えば家賃を考えてみますが、一人暮らしならワンルームで十分、二人で暮らすなら1DKとか2Kくらいでしょう。家賃相場的に、ワンルームが5万円くらいの地域なら1DK・2Kは7~8万円くらいになることが多いようです。面積や部屋が倍になっても金額的には1.5倍くらいで済みます。他の支出も同様に1.5倍くらいで抑えられると思います。

 従って収入は2倍、支出は1.5倍として考えた場合、0.5人分の支出がお得となります。

 

 なお、当然のことながら子どもを作ろうと思った瞬間タイムアタック的には終了となります。養育費はとんでもない額です、ぜいたく品と思って諦めましょう。

 いわゆる「DINKS」の形態をとることがセミリタイアする上では最速となるでしょう。

 ただ、ここで問題となるのは、30代そこいらでセミリタイアすることを公言するような輩と結婚してもいい、と言ってくれるようなパートナーを探すことが至難の業である、ということでしょうか。

 つまり、最速を目指す場合には仕事を頑張るのみならず、地獄の婚活を勝ち抜かなければならないということになります。運命の相手と絶対に巡り会えるはずだ、という確信と豪運をお持ちの方のみお試しください。