遊戯王マスターデュエル TIPS とエルドリッチの回し方
2月シーズンもプラチナTier1到達できた記念に。
2月初期はエルドリッチで登ってたんですが、後攻でのどうしようもなさや、手札事故が辛いことなどから途中で十二鉄獣に変更してました。
今回はゲーム特有の分かりにくい仕様(特に発動タイミング関連)に関するTIPSと、ランクマッチで使用していたエルドリッチの回し方について書いていこうと思います。
ゲーム設定に関するTIPS
本作はゲーム設定をきっちりしておかないと、かなり損をするシステムになっています。具体的に一番重要な設定項目はゲーム設定→デュエルの「発動確認」の項目。
具体的には「オート」に設定していると、相手が何かしらのアクションを起こすまで各種カードの発動が任意にできません。例えばセットしていた罠カードを相手ターンのドローフェイズで発動させる、みたいなことができなくなります。
他にも皆大好きアクセスコードトーカーの自己強化後のタイミングで罠カードで破壊、みたいな動きはオート設定ではできません。
なのでホールドかスイッチにしておくのがオススメ。個人的にはスイッチが楽でいいかと思います。
画面右下にアイコンが表示されるので、任意タイミングで発動したいものがある場合はここを「ON」に。普段は確認が面倒すぎるので「AUTO」にしとくのが良いでしょう。
そうすると先行1ターンで罠をセット後、返しのターンのドローフェイズで問答無用に罠発動、みたいなことができます。
他の設定項目では、発動順の設定は「する」にしとくのが無難でしょう。
配置位置は、リンク召喚を多用する場合には「マニュアル」が配置事故防止になります。リンク使わない場合は操作量が減るのでオートで。
あとは特殊召喚時の演出は「なし」の方がテンポが多少マシになります。
カード生成に関するTIPS
カード生成はSR以上のカードを生成した場合、それがキーカードだったらシークレットパックが解放されます。カード生成で解放されたシークレットパックは無料で1回だけ剥けますので活用しましょう。
カード生成後は上画像の赤枠あたりに鍵マークみたいなのが出るので、そこからガチャりましょう。
カード生成でシークレットパックが出るかどうかは、「入手方法」画面にシークレットパックがあるかどうかで判別できる、はずです。
ニビルを生成すれば「宇宙からの侵略者」パックが1パック無料で開けられます。
なお、無料で開けられるのはシークレットパック1種類につき1回のみの模様。
また複数のシークレットパックを同時に解放しても開けられるのは1種類のみとなってます。複数種のカードを生成する場合は注意しましょう。
私はこの仕様に気付かず、結構な数の無料パック開封を逃してしまってます。悲しみ。
エルドリッチの回し方
続いてデッキの回し方に関して。私自身は大会実績なんかもないのであくまでも参考までに。
とは言えエルドリッチデッキ、特にドーハスーラなども採用しない純エルドリッチ型はやることほとんどないです。プレイングがどうこう言うより、手札が如何に強いかが重要になってます。
エルドリッチデッキはエルドリッチ関連(エルドリッチ本体と黄金郷、エルドリクシル)と永続罠、汎用カードで構成されています。黄金郷とエルドリクシルはシリーズ間でサーチし合えるので継戦能力が高めです。しかし瞬間的に出せる除去能力は最大でもターンあたり盤面破壊1枚と墓地除外1枚だけと控えめ。
エルドリッチ関連と永続罠がバランス良く揃ってる手札だと非常に強いです。エルドリッチ関連しかない場合は力押しで負けますし、永続罠しかない場合は単純にライフを削られて負けになる可能性が高いです。
この辺に関してはデッキの構築を調整した後は、運命力を高めるくらいしかやりようがないです。そういう意味で誰が使っても同じような動きになるので、初心者でも使いやすいかと思います。腕前が試されるのは各種罠の発動タイミングくらいのものでしょう。
先行の場合
エルドリッチデッキ全般の話にもなりますが、エルドリッチを如何に出すがポイントです。
引けてると一番嬉しいのは紅き血染めのエルドリクシル。エルドリッチを出すカードとしては最良です。出現タイミングをこちらで自由に決められるのが非常に強いです。
黒き覚醒はないよりマシです。耐性もないぼったちだと簡単に処理されますが、コンキスタやワッケーロを同時に引けてる場合は除去札になるので動きとしては悪くないです。
エルドリッチ本体がいる場合はちょっと慎重に考えましょう。
紅き血染めや黒き覚醒がある時にはデッキからエルドを呼べるので、本体はキープが無難でしょう。白き宿命がある場合はそれをセットして返すのが丸いです。相手ターンの自由なタイミングで出せますので。
残りの手札がコンキスタやワッケーロだった場合はそれらを捨てて強化版エルドリッチを立てつつ、エルドリクシルをセットできるので悪くはないです。
他には、永続罠ばっかりの時。有用な永続罠を捨ててまでエルドリッチを出す必要はないです。ぐっと我慢しましょう。
問題は汎用札(壺やら神の宣告等)ばっかりの時。サレンダー濃厚ですが、汎用札で相手ターンに十分妨害ができる場合はエルドリッチをキープ、そうでない場合は壁として強化版エルドリッチを立たせて延命を図るのが良いかと。
エルドリクシル、本体がおらずコンキスタ、ワッケーロがいる場合はとりあえずセットして相手ターンに回しましょう。肉壁としても最低限の延命はできますし、破壊されたらエルドリクシルにもできます。
コンキスタ、ワッケーロを自ターンに墓地に送りやすいよう、適当なLINK-1モンスター(リンクスパイダーやイムドゥーク)を採用しておくのがベターです。ただし、エルドリクシル発動ターンはアンデッドしか特殊召喚できないので注意。
コンキスタ、ワッケーロは発動ターンには墓地効果を使えないので、エルドリクシルに変換したい場合は相手ターン中に発動しておきましょう。
エルドランドが引けている場合は手札補充しつつ強化版エルドリッチを出しやすくなるので良い感じです。エルドランドからサーチするのは、
- エルドリッチ:本体が手札にいない場合
- コンキスタ:エルドリクシル等で本体を出せる場合
- ワッケーロ:コンキスタが既に手札にある場合、強化版エルドリッチを出すコストにする場合
というのが目安になるかと。
強化版エルドリッチを出すためにエルドランドを墓地に落とした際のサーチ先は、エルドリッチ本体が強いと思います。次の自ターンで再度強化版エルドリッチを出しやすくなります。ただし、墓穴の指名者で裏目になる可能性もありますので、エルドリクシルでフォローができる態勢での動きでしょう。墓地にワッケーロやコンキスタが1枚もない場合はこれらを落としても良いですが、やりすぎるとリソース枯渇につながり兼ねないですので注意しましょう。長期戦の構えなら何も墓地送りしなくても良いと思います。
エルドリッチ関連カードが全くない場合は残りのカードで時間が稼げるように祈りましょう。
残った永続罠、汎用罠は全セットが丸いです。羽箒されたらさっさとサレンダーして次に行きましょう。
後攻の場合
遊戯王は圧倒的先行有利ゲーなので、後攻になった時点で諦めが肝心です。相手の事故を祈りましょう。
基本的に欲しいカードは先行時と同様ですが、後攻の場合に強くなる、所謂捲りカードが引けてると嬉しいです。ライトニング・ストームなんかがメジャーですね。
捲りカード、手札誘発をどれくらい入れるかは調整の範囲になるかと思いますので、各自お好みの範囲で入れましょう。
捲りカードはライトニング・ストーム、拮抗勝負、各種壊獣、手札誘発は灰流うらら、増殖するG、ニビルあたり。
遊戯王デッキ紹介なんかでは「エルドリッチに手札誘発は不要」みたいな論調が多いですが、現状シングル戦のみの本作では手札誘発を入れるのも悪くないです。先行時の事故率増加と後攻時の勝率向上を天秤にかけてうまくやりましょう。
また、後攻時はエルドリッチ本体が手札にあるのは強いです。適当な魔法・罠1枚をコストにフィールドのカード1枚を「墓地へ送る」なので、「破壊されない」耐性持ちでも倒せるので非常に便利。
その他動きは先行時と同様です。後攻ワンキルを狙ったりするようなデッキではないので、罠とエルドリッチ効果を駆使して少しずつ削っていきましょう。
永続罠の発動タイミング
ここではメジャーな永続罠の発動タイミングについて書いていきます。
基本的には「制限にひっかかるギリギリのタイミング」で発動するのが強いとは思います。
スキルドレイン
通したくないモンスターの効果発動タイミングで起動するのが強いです。粘るのは相手がコストを払って能力を起動することでアドバンテージを取れる場合があるからですね。
裏目になるのがスキルドレインの発動にチェーンしてスキルドレインを破壊・バウンス・無効化できるモンスターがいる場合。この可能性がある場合はできるだけ早めに起動しておくのが無難です。
難しく考えたくない場合は、ドローフェイズで起動しておけば良いでしょう。サイクロン等を持たれてる場合は最優先で割られるでしょうから、所在を隠しておく必要はそこまでないと思います。
王宮の勅命
通したくない魔法の発動タイミングで発動で良いでしょう。羽箒やライトニング・ストーム、各種壺に対して発動するのが良くあるパターンでしょうか。
発動後は毎ターンLPを払うことになりますし、自分も壺などを使えなくなるので何も考えないで発動するのはやめておきましょう。
虚無空間
こちらにだけモンスターがいる、あるいはこちらのモンスターで相手モンスターを戦闘破壊できる状況で発動。先行で強化版エルドリッチを出して、ドローフェイズで発動しておくのがかなり強いです。王宮の勅命と合わせて置ければ盤石。
エルドリッチ関連カードが引けない時の時間稼ぎにも。解除するときは壺などの魔法カードかエルドリッチの効果で。
サモンリミッター
相手が2回目の召喚をしたタイミングで発動するのが良いです。事前に見えていればそれ用の対応をされる可能性がありますので。
裏目になるのはサモンリミッターの発動に対してチェーンで特殊召喚されることなので、相手のデッキタイプと状況に応じて1回目の召喚で発動等工夫しましょう。
手違い
サーチ系の効果発動タイミングで発動で良いと思います。こちらも事前に見えていればそれ用の対応をされる可能性がありますので粘るのが無難ではあります。
よくわからなければドローフェイズ発動でもそこまで影響はないかと思います。
群雄割拠・御前試合・センサー万別
除去や無効化されない限りにおいては展開しきった後に発動するのが強いですが、相手のデッキタイプを理解していないと難しいかと思います。墓地送りでこちらにデメリットがある場合もありますし。
よくわからない場合はさっさと起動しておくのが楽だと思います。
魔封じの芳香
最速ドローフェイズ発動で良いでしょう。魔法発動にチェーンして発動した場合は発動無効化などはできないので。
これに関しては裏目もあまりないでしょう。どうしても割られたくなくて、サイクロン等を他の伏せカードに打たせてから発動、というのも可能性としてはありますが、それよりも羽箒、ライトニング・ストームを1ターン回避できる方が嬉しいはず。
環境デッキとの相性
基本的にどのデッキに対しても先行で有効な永続罠を張れていれば有利、エルドリッチ関連のみでもそれなりに戦えます。後攻の捲り性能はそこまで高くないので事故を祈りましょう。
以降は主要デッキに対する所感を。
- 十二鉄獣:後攻でもギリギリ立ち回れる相手。伏せカードは大体シュライグ(除外持ち)が出てくるのでエルドリッチを出すタイミングは慎重に。うららを打つならフラクトールに。場合によってはこれだけで動けなくなります。
- LL鉄獣:後攻の場合、シムルグ+結界像が出たらほぼ終わり。スキルドレインがあればワンチャンありますが、双龍(バウンス持ち)がいたら詰み。
- ドライトロン:後攻になったらサレンダー推奨。うらら持ってるなら宣告者の神巫の効果発動に対して打って祈りましょう。
- 電脳堺:先行でも結構辛い。ただ使用者は少ないイメージ。仙々、VFD、アーゼウスもきついし、スキルドレインも朱雀で割られるしでかなり不利な印象。
おそらく相手からしても「エルドリッチきっつ……」と思うことも多いのでしょうが、エルドリッチ側でも厳しいことはいっぱいあるのです。
エルドリッチの強さはプレイング以上に運依存が高いので、勝つにしろ負けるにしろ落ち込まずに頑張りましょう。
参考デッキレシピ
参考までに私のデッキを晒しておきます。一応プラチナTier1到達したデッキなのでそこそこだと思います。罠も汎用カードも自由度高いのでお好みでいじってください。
生成ポイントが全く足りないので妥協してる部分も多々あります。緊急脱出やら壺の数調整して神の宣告、夢幻泡影とかも良さげですね。
EXはエルドリッチのURと稀にヴァンパイア・ブラム、LINK-1を使うくらいでほぼ壺のコストです。灰流うららがチューナーなので、罠モンスターとシンクロで戦神不知火が出せますが、実践での使用回数は0です。グスタフマックスとかアーゼウス入れるともう少しデッキパワー上がりそうな感じです。
終わりに
とりあえず今回は以上。
十二鉄獣の回し方も書いたので良ければ。