セミリタイアRTAのチャート構築(5)
今回でとりあえずラストです。
書いてる最中に気付きましたが、チャート(3)の年収表が間違ってました。修正しておきますのでご了承ください。
今日は蓄財、とりわけ投資に関する考察を行っていきます。
投資についてですが、基本的にはインデックス投資を採用するのがベターだと思います。
最近は有名になっているので説明は不要だと思いますが、インデックス投資とは日経平均株価やTOPIXなど、個別株ではなくてそれらを統計的に評価した指標に連動するように投資を行う手法です。投資信託やETFなど、パッケージ化されているものがあるのでそれらを購入するのが手っ取り早くインデックス投資を実現する方法となります。
高配当な個別株を購入するのも一つの手段ではありますが、勉強する手間がかかること、並びに配当は全額課税対象となるため、税制上不利になる(はず)なので、資産形成の段階ではインデックス投資の方が良いのではないかと思います。
FXや個別株の短期売買で一発大穴狙いはもっと危険です。相当な勉強と才能、あとは豪運が要求されることになります。ガバ運を自称する皆様におかれては安定チャートを選びましょう。
さて、次はインデックス投資の期待リターンについて検討してみます。先進国株式は平均的には年利7%で推移しているだとか、日本株で見るともっと低いだとかありますので、ここはある程度直感で決めてしまうしかありません。今後どうなるかは誰にも分かりませんし。1～10%くらいの間で設定しておけば大外しはしないはずです。
今回は期待リターンを3%と設定して計算してみます。
高卒で働き始め、支出分以外は全て投資に突っ込むという設定で考えます。
支出は以下の2パターンで検討します。
・実家暮らしパターン(月5万円×12 = 60万/年)
・一人暮らしパターン(月8万円×12 = 96万/年)
表にするとこんな感じになります。単位は千円です。
想像よりあんまり増えてませんね。それもそのはず、以前お見せした賃金は税引き前の額。今回試しにその辺に転がっていた税金計算ツールで税引き後の手取り賃金を調べてみたらちょっと引きました。税金高すぎでは？
ということで、総支給額で6000万あるから5000万溜めるくらい余裕っしょ、と思っていたところから一転。40歳まで働いても4000万弱、一人暮らしだと3000万にも及ばないという結果になってしまいました。
一応手取り給料を全て投資に突っ込めば5000万は超えることは確認していますが、若い時分に全くお金が使えないというのも辛すぎるので、現実的な路線としてはこのようなイメージとなりそうです。
以上の考察より、実家暮らしであれば20代後半には1000万、30代の後半には3000万の貯蓄が可能そうです。一人暮らしでも30歳には1000万を溜められますね。
これ以上の短縮をしようとする場合、以下のようなアイデアがあると思います。
・もっと給料の良いところに就職する
・更に切り詰めるか
・一緒にセミリタイアをしてくれる恋人を見つけるべく婚活沼にはまる
・もっと利回りの良い投資を考える
ただ、実はもう一つアイデアがあります。この分野に関してはエアプなので、実際どうなのかよく分からないのが問題ですが…。
それは、不動産投資です。
はい、皆さんのご不満もごもっともです。先ほど個別株とかは難しいからやらねーって言っていたのに、不動産は良いのかよ、と。
ただ、不動産には素晴らしい特性があるのです。それこそが、ローンを組める、ということです。
要は、給料としてもらえるお金は限られているのだから、給料以外からお金を調達して、それでもって資産形成をしよう！という考え方ですね。レバレッジを利かせる、というカッコいい言い方もできるかと思います。
株を買うために借金をする、というのは難しいですし、信用取引という仕組みもありますが、無制限に借金の増える可能性があったりして危険性が高いと考えています。
一方で不動産ローン自体はかなり低金利での融資もあり、基本的には借りた額＋金利以上のリスクもありません。また、株やFXのように値動きがとんでもなく早かったり、市場参入者が多すぎることもないため、きっちり勉強と調査をすればローンを組むのに妥当な物件か、という判断も十分に可能であると考えています。
ということで、自分に自信のある方はオプションプランとしてローンを組んでの不動産投資、というのもタイムアタック的にはかなり有効であると思います。
さて、以上のようにチャートを組んだはいいものの、転生して実際にタイムアタックしてみるわけにはいかないので、来世までお蔵入りとなります。
誰か学生さんあたり、実際に走ってみてください。先駆者様はいないはずなので、動画化して投稿すればあなたが世界一位ですよ！
